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著者インタビュー: プロジェクトメンバー さん

> はじめて使う Microsoft Office InterConnect 2004 −自習書−


> 今回のプロジェクトにあたって
  − イニシアチブは会社ではじめての試みだったとお聞きしておりますが、実施すると発表されたときにどう思われましたか?
 

U - 「イニシアチブ」って何?と英和辞典をまず調べてみました。具体的には何をするのかわからず、お仕事のお話をいただいたときは、どきどきしました。

O - 初めて聞く言葉でしたので、意味がよくわからず、新しい企画なのかなと思いました。

M - イニシアチブの言葉の意味がわからず、ネットで調べてはみたものの、今ひとつ理解できずにいました。

K - お仕事をいただくこと事体が、初めてだったので、特に、ありません。

  − メンバー選定はどのように行われたのですか?
 

U - 事務局から「ライティングオーディションを受けた方たちとご一緒しませんか?」とのお話をいただき、オーディション時の原稿を読んで決定しました。

K - イニシアチブとは別のプロジェクトでオーディションがあり、補欠のような形で合格後、紹介していただきました。

> イニシアチブ担当のきっかけ
  − 今回のプロジェクトを担当することになったきっかけを教えてください
 

U - 事務局から「PMを担当してみませんか?」と声をかけていただいたのがきっかけです。

O - PMの方から声をかけていただきました。

M - 事務局から声をかけていただきました。

K - 2つあった、イニシアチブの内、最初にリクエストしたものには選ばれませんでしたが、InterConnectのイニシアチブで、選ばれました。

  − 今回作成したテキストのコンセプトや対象者を教えてください
 

U - 初めてInterConnectを使用する方向けのテキストとして、「わかりやすく」を心がけて作成しました。

M - 初めてInterConnectを利用する方が対象です。

K - 対象者は、初めてInterConnectを使われる方であり、、コンセプトは、とにかく、「わかりやすく」です。

> 執筆中
  − 実質、どれくらいの期間で執筆されたのですか?
 

執筆自体は2週間程度です。

  − どのようなことに注意して執筆されましたか?
 

U - 初めてInterConnectを使用する方向けですので、語句の説明でわかりづらいところはないか、文章は簡潔に書けているかを心がけて執筆に取り組みました。

M - 「なぜこの操作をしなくてはいけないのか」イメージをつかみやすくするために、できるだけ具体例を挙げて説明するよう心がけました。

K - InterConnectの用途が一般的にはわかりにくいものだと思うので、とにかくわかりやすいように、操作しやすいように、言葉を選んで、ステップも細かくしました。

  − 途中で「もう辞めたい」と思われたことはありましたか?
 

U - 辞めたいとは思いませんでしたが、他のメンバーのチェックに追われ、「誰か代わって〜」と悲鳴を上げそうになったことは何度もありました。

M - なかったです。

K - 短いプロジェクトでしたので、特にありませんでした。

  − 大変だったこと、辛かったことは何ですか?
 

U - 自分自身も初めてのソフトですので、操作等勝手がわからず検証期間に時間がかかってしまったことと、初のPM作業でしたので、スケジュールの調整とメンバーに気持ちよく作業していただけるように気を配ることです。 あと、途中で他の仕事に専念する必要があったため、メンバーの途切れた集中力を元に戻すのに苦労しました。

O - 1章単位でメンバーの方から受け取りチェックしていたのですが、チェック内容が細かくなってしまい、なるべく早くメンバーの方に返却することが大変でした。

M - スタイルガイドに沿って書くことが、こんなに大変だと思いませんでした。 また、なかなか言葉が思い浮かばなかったときが辛かったです。

K - 辛かったのは、会社と違って環境が良くないので、腰が痛かったことです。あと、昼間は、ほとんどパソコンにさわれなかったので、夜中メインになり、メールのチェック等が遅くなりご迷惑をかけてしまったことです。

  − 逆に、楽だったこと、楽しかったことは何ですか?
 

U - 先に終わっていたInfoPathとOneNoteのPMさんたちにいろいろと相談させていただけたのは、とても助かりました。 また、予算決定から脱稿まで、メンバーとコミュニケーションを取りながら決めることができたのは、楽しかったです。

O - チェックしながら、いろいろな機能を知ることができました。

M - 業務連絡はすべて掲示板を通して行います。相手に不快感を与えないよう言葉を選んで対応されるPMさんの姿は、とても勉強になりました。
また、たまにPMさんとWindows Messengerでお話していたのですが、いい気分転換になって、とても楽しかったです。

K - 楽だったことは、ありませんが、楽しかったことは、自分の書くマニュアルが少しずつきちんとした形になってゆくのが、うれしくもあり、楽しくもありました。あと、いろいろ周りの方から学ぶことが多かったので、それもやる気が出て楽しかったです。

> 執筆後
  − テキストが完成した感想を教えてください
 

U - 無事に完成して良かった!という安心感とチェック漏れはないかしら?という不安をどちらも抱えています。

O - 間に合って良かったと思いました。

M - ほっとしました。

K - 「良かった…」です。ほっと安心した気持ちが大きかったです。あとは、「感謝」でしょうか。「いろいろ、ありがとうございました」という気持ちです。

  − イニシアチブは正式に買い取りが決定したとおききしましたが感想はいかがですか?
 

U - 無事に買い取りが決まってほっとしました。プロジェクトですので赤字で終わるのは困りますし、これで 多くの方にテキストを読んでもらえるというのは、とても嬉しいです。

O - 嬉しかったです。

M - まだ成果物をみていないせいか実感がありませんけれども、嬉しいです。

K - やっぱり、「良かったぁーー。うれしい!」という気持ちでしょうか。イニシアチブが、勉強メインだとしても、皆で力を合わせて執筆したものが、形となり、きちんとした物になったのに、「誰も見てくれない、利用してくれない」のは、悲しすぎますよね。

> さいごに
  − 書籍とイニシアチブの違いを教えてください。
 

U - イニシアチブは書籍と違って予算配分をメンバーで考えたりと、最初にメンバー全員での決定事項等が多いです。この最初の作業でメンバー間の連携がうまくいくとその後の作業がスムーズに進むように思えました。また、あまり書籍が出回っていないソフトが選択されていますので、書籍を書くための参考資料は少ないのですが、その分、このソフトの書籍では「一番乗り!」という気分を味わうことができるのが醍醐味です。

O - イニシアチブの方が、予算やレイアウトなどライターの裁量できる範囲が広く、書籍を作成するというプロジェクト全体をすべて経験できると思います。

  − E-Trainer.jpのテクニカルライター養成講座についてはどう思われますか?
 

M - 養成講座では、書籍が完成するまでの流れを説明してくださいます。 なかなか聞くことができない業界のお話をお聞きすることができるので、とても刺激になります。私が受講した2004年秋の養成講座では、ちょうど執筆中の方がいらっしゃいました。 その方の生の声(執筆中ならではの悩み、心境など)そして講師の体験談をお聞きし、疑問に思ったことを質問することができたおかげで、「私もチャレンジしてみようかな?」と思いました。

K - とても良い機会だと思います。ライターさんの、実際の状況がよくわかります。

  − ライターを目指されている方にアドバイスをお願いします
 

M - 締め切りがあるので、休日や夜間も執筆にあてなくてはならない状況になることもしょっちゅうです。なので、自分や家族のスケジュール管理、健康管理ができる人でないと難しいと思います。それさえクリアできれば、地方にいてもハンディがない仕事なので、きっとやりがいのある大切な仕事となるでしょう。

K - アドバイスできるほどの経験がまだ無いのですが、チャンスがあれば、とにかく参加して書くことでしょうか。一回何かを執筆すると、それだけで、ものすごく勉強になります。

  − 今後もライターのお仕事を継続されますか?
 

M - はい。

K - お仕事があるかぎり、継続していきたいと思っています。