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2000/2002/2003対応 Accessクエリ逆引き大全 461の極意

著者日野間佐登子  大庭敦子
出版社秀和システム
価格2,520円
発売2005/05/19

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著者インタビュー 日野間佐登子 さん、大庭敦子 さん
チェック担当者インタビュー U さん、M さん

> 2000/2002/2003対応 Accessクエリ逆引き大全 461の極意


■著者へのインタビューです
> 執筆のきっかけ
  − 今回の書籍を執筆することになったきっかけを教えてください
 

日野間事務局から連絡がありました。

大庭日野間さんと共著で書籍の執筆者を会社が募集していたのを見て、憧れていた日野間さんとご一緒にお仕事できるということだったので、応募しました。

  − 今回の書籍のコンセプトや対象者を教えてください
 

Access中級者に向けて、「これぞ!」と思う使用例を紹介しました。

> 執筆中
  − 実質、どれくらいの期間で執筆されたのですか?
  パソコンに向かって原稿を作成した期間は、実質1ヶ月間くらいです。その後の校正なども含めると3ヶ月間くらいかかりました。
  − どのようなことに注意して執筆されましたか?
 

日野間程よい量の手順数になるように心がけました。

大庭これまでの経験が、初心者の方向けの書籍だったので、わかりやすいけれどもくどい説明とならないように。また、書籍のレイアウトを生かした簡潔な記述ができるように注意しました。

  − 途中で「もうやめたい」と思われたことはありましたか?
 

日野間ありませんでした。

大庭「辞めたい」はありませんでしたが、他のプロジェクトとスケジュールが重なり、周囲の方々にご迷惑をかけたことから「辞めたほうがいいのかしら?」と思うことは何度もありました。 

  − 大変だったこと、辛かったことは何ですか?
 

日野間ペース配分とモチベーションの維持とが大変でした。

大庭先ほどの回答にもありましたが、他プロジェクトとスケジュールが重なるなど、3月は記憶がないほど忙しい日々をすごしました。メンバーをはじめ会社、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたため、辛い気持ちでいっぱいでした。

  − 逆に、楽だったこと、楽しかったことは何ですか?
 

日野間何事も2人で臨むことができたので心強かったです。大庭さんと一緒だったからこそと思います。

大庭ご迷惑をおかけしているにもかかわらず、日野間さんをはじめ、皆様に温かく励ましていただけたことをありがたく思っています。本当に、ありがとうございました。

> 執筆後
  − 入稿した感想を教えてください
  日野間:ほっとしました。本当にこの一言に尽きます。

大庭「終わった〜」というタイミングが2回ほど(笑)あったのですが、最終の連絡をいただいたときは、ほっと安心いたしました。
  − 出来上がった書籍が実際に書店に並んでいるのを見ていかがでしたか?
 

日野間書店で見ることができるのは、もう少し先になりそうです。

大庭まだ発売されていないのですが、今からドキドキしています。

> さいごに
  − 著書の宣伝をどうぞ!
 

日野間担当した「VBA入門の入門」では、自動的に作成されるイベントプロシージャに焦点をあてて、内容、およびノンプログラミングでの作成方法、さらに数行を追加するだけで機能アップする改造方法を解説しました。VBAは苦手という方に試してみていただけたらと思っています。

大庭基本的な内容からVBAまでを簡潔な記述でわかりやすく説明しています。同じく秀和システムから刊行されているAccess関連の書籍と併用していただくと理解度がさらにアップします。ぜひ、ご活用ください。


■編集チェック担当者へのインタビューです

> チェック担当のお仕事のきっかけ
  − 今回の書籍のチェックを担当されることになったきっかけを教えてください
  事務局からお話をいただきました。
  − ライター養成講座を受講された方は、実際に今回のお仕事のお話がきたのは、受講後どれくらいかも教えてください
 

2004年の11月に受講しました。

2004年11月に講座を受講し、2005年2月にお話をいただきました。受講後3ヶ月くらいです。

> チェック中
  − 実質、どれくらいの期間でチェックされたのですか?
 

通しで言うとほぼ2週間くらいだと思います。

章につき4日〜5日くらいです。ただし急ぎの場合は中1日で提出していました。

  − どのようなことに注意してチェックされましたか?
 

スタイルガイドに合わせた記述になっているか、操作説明でわかりづらい箇所はないか、文章で不自然なところはないか、などというところを主として注意してチェックしました。

既知の操作でも「初めて操作をする」と仮定して、テキストどおりでわかるかどうか、操作できるかを気をつけてチェックしました。

  − 途中で「もう辞めたい」と思われたことはありましたか?
 

他の作業と重なっているときは調整が大変でしたが、辞めたいと思うことはありませんでした。

ありませんでした。

  − 大変だったこと、辛かったことは何ですか?
 

他の作業と締め切りが重なって、睡眠時間を削ったときは辛かったです。

終盤のスケジュールが少々厳しかったので、他の仕事とのやりくりに苦労しました。

  − 逆に、楽だったこと、楽しかったことは何ですか?
 

 執筆メンバーがベテラン揃いで、文章力がある方たちなのでチェック作業自体は楽でした。 チェックしながら「こういう機能もあるんだ」と勉強させていただいたことと作業の合間にInstant Messengerでお話したりしたことはとても楽しかったです。

操作チェックを通じてAccessの新しい使い方などをたくさん発見できたことです。

  − 操作チェックを行って得たことはありますか?
 

前の答えと重なりますが、Accessの機能が再発見できたことです。
また、操作説明の方法、言い回し、書き方なども大変勉強させていただきました。

  − 実際のスタイルガイドチェックとはどんな内容を行うのですか?簡単に仕事の流れをおしえていただけますでしょうか?
 

文章の内容をざっと読み、不自然な箇所やこの漢字はどういう送り仮名だったかなどをAriesのスタイルガイドに沿って確認します。複数のライターさんが執筆していますので、どうしても表記のゆれが出てきます。スタイルガイドはゆれを統一し、適切な文章かどうかを確認するためのものです。 スタイルガイドでNGな表現を修正し、こうしたらどうかと提案するのもチェックの仕事だと思っています。

> さいごに
  − スタイルガイドについてどう思われますか?
 

とても良いスタイルガイドができあがってきていますので、照らし合わせることでライターさんによる表記のばらつきをなくし、読者にわかりやすい書籍を提供できると思います。また、チェック担当にも確認方法のばらつきがありますが、スタイルガイドによって統一できるので、意義は大きいですね。

  − スタイルガイドに合わせて執筆するということで、ライターさんが一番苦労されている部分はどんな部分でしょうか?
 

ライターさんによって「くせ」が違うのですが、できるだけ読者に優しい印象を与えようという意図が無意識に働くのか、ともすればあいまいな表現や冗長な言い回しを使用してしまいがちです。スタイルガイドでは両方とも基本的にNGなので、表現を簡潔に書き直すことで苦労されることもあるようです。

  − E-Trainer.jpのテクニカルライター養成講座についてはどう思われますか?
  書籍が完成するまでの流れを分かりやすく説明してくださいます。現在の自分のチェックが全体の流れのどの位置にあるのか、講座を受講していたためにイメージすることができました。さまざまな方向からの力が集まって、ひとつの本が完成します。その流れに関わりたいと思われたら、ぜひ受講をおすすめします。ここでしか聞けない現場のお話も盛りだくさんです。
  − ライターを目指されている方にアドバイスをお願いします
 

スタイルガイドは、執筆時にどういう表現をすればいいのかが書かれており、参考にしながら書いていただけますが、スタイルガイドを気にするあまり文章が不自然になるようでは本末転倒です。 細かい送り仮名やあいまい表現などライターが気が付きにくい部分を拾うのがチェックの仕事ですので、まずは書いてみて、どうしたらいいか迷ったときは、他の執筆メンバーやチェックに聞いて書いていただければ良いかと思います。
あと、執筆中は必死の作業となりますので、余裕がないかと思いますが、余裕のあるときは、スタイルガイドを繰り返し読むというような勉強はもちろん行っていただきたいと思います。

操作チェックは、これから本を買ってくださる読者になりきって原稿を読みながら操作を行い、その声をライターさんに反映させる、非常に大切な仕事です。同時にチェックを行うことにより、先輩ライターの方々を見習って勉強させていただくことができ、自分が実際に執筆したときに読者の視点に立つことができるようになります。こうしたチェック制度は、E-Trainerならではだと思います。やる気があって努力している人は、会社はサポートしてくださいます。

  − 現在、テクニカルライター養成過程はどんな部分を担当されていらっしゃいますか?
  操作チェックや書籍執筆のお手伝いをさせていただいております。お手伝いをさせていただくことでプロジェクトの流れをつかみ、執筆そのものにも慣れるという点で、今後につながる勉強をさせていただいております。
  − 今後の抱負をお願いします。
   E-Trainerには素晴らしい先輩がたくさんいらっしゃいます。現在は養成中なので先輩方からサポートをいただいておりますが、早くメンバーとして執筆に携われるようにスキルを磨いていきたです。